カテゴリー「結婚」の記事

結婚・・・いかなる羅針盤もかつて航路を発見したことのない荒海。by Heinrich Heine

再婚希望ですが何か?

 実家から病院へ向かう道すがら考えたこと。それは、
 《もう一回、一から始めろって? しかもコブつきで?》ってことでした。
 
 
 しばらく前・・・・・・既に過去のお話ですが。
 
 出産後、実家にてノビノビと過ごしていたわたしにもたらされた知らせは、「ご主人が病院に搬送されました」という、ドラマティックなものでした。 
 詳しい状況がわからず、とにかく搬送先の病院へ向かうことに。
 
 《ベビーと退院してきて何日目よ?coldsweats02
 《未亡人候補生?shock
 
 わたしの頭の中は、混乱を経て、それから、「未亡人」という言葉に支配されました。
 
 《黒衣で赤子を抱くわたしを拾ってくれる殿方はいるのかしらん?weep
 
   
 
 スタンダールが考察し、『恋愛論』にて解説した「恋愛という情念の展開」が、脳裏に浮かぶものの、結婚以来、脳内で妄想恋愛だの擬似恋愛だの別事象からの置換ぐらいしかしておらず、当たり前に恋の第一線から退いている自分が、「賞賛の最初の微光」を感じ、かつ相手にも感じさせ、「身を焦がす愛の燃えさかる炎」に身を置き置かせるということに不安を覚えました。
 
 《コブつきで?》
 
 ・・・・・・おもしろそうではある。smile
 
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 夫、Yは復活。
 「え? みみちゃん、再婚希望なの?」ってかなり不満そうでした。
 
 
 When a woman marries again it is because she detested her first husband. When a man marries again it is because he adored his first wife. Women try their luck; men risk theirs.
 ・・・・・・by Lord Henry "Harry" Wotton ( who appears in 'The Picture of Dorian Gray', the novel by Oscar Wilde)
 
 
 美貌の青年ドリアン・グレイは、画家バジルの絵のモデルとなるが、彼、純粋無垢なドリアンを誑かし、独自の世界観を吹き込むのが、バジルの友人であるヘンリー卿。快楽主義、悪魔主義で耽美主義の男。 
 オスカー・ワイルドは、ヘンリー・ウォットンの口を借りて、逆説的な名言・・・迷言・珍言・妄言・・・の山を築くから興味深い。デス。 
 
 まあ、二度以上読むほどではないけれど、一度は読んでおくと良いかも。
  
 吹き荒れる名言・・・迷言・珍言・妄言・・・の嵐に抗い、反論あるいは反証できるか? 固い信念で持って立ち向かえるか?
 悪魔の声は魅惑的で扇情的なのだ・・・・・・
 
 
 『ドリアン・グレイの肖像』(新潮文庫) 
 女性が再婚するのは最初の夫が嫌いだったからであり、男性が再婚するのは最初の妻が大好きだったからにほかならない。女性は運だめしをし、男性はすでに得た運を賭けるというわけだ ・・・・・・福田恒存訳
 
 『ドリアン・グレイの画像』(岩波文庫) 
 女が再婚するのは最初の夫をひどくきらいだったからだ。男が再婚するときは、それは最初の妻を熱愛していたからだ。女は運を試す。男は運を賭ける。 ・・・・・・西村孝次訳 
 
 『ドリアン・グレイの肖像』(光文社古典新訳文庫) 
 女が再婚をするのは、最初の夫がひどく嫌いだったからだ。男が再婚するのは、最初の妻を熱愛していたからだ。女は運を試し、男は運を賭ける・・・・・・仁木めぐみ訳
 
 

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あの男め。陣痛の、あの痛みを味あわせてやる

 物騒な台詞(多少の脚色あり)は、友人の台詞。 
 彼女の夫は、子育てに没頭する彼女に不用意な一言を放ってしまったようです。
 
 
 過日、友人宅を訪問し、宴会をしておりました。
 ニーちゃんとキーちゃんは仲のよい姉妹。お姉さんのニーちゃんとわたしが同い年で、ニーちゃんの妹であるキーちゃんちのおちびちゃんがわたしのチビと同い年なのです。ちなみにニーちゃんちのおちびちゃんは学年でいうなら一年下で性別も違ったりします。
 
 一応団体名をつけておきましょうね。
 (今のところ、たぶんこれからも)一人っ子ママの会
 
 
 さて、タイトルの・・・・・・といいますか、ほぼそういう旨の台詞を口にしたのは、キーちゃん。
 要するに・・・・・・ 
 恋愛→結婚→妊娠・出産→子育てという変化に対応できず、永遠の少年(コドモ)であり続ける夫にキレちゃった・・・・・・ということのようでした。
 
 というわけで、「男は陣痛に耐えられないっていうじゃんgawk」とか、「だから一回あの痛みを体験したら(やっと本物の)大人になるはずよsmile」とか、「失神するってhappy02」「いえ、死んじゃうかもbleah」とか、何故だか嬉々と大盛り上がり。それぞれがそれぞれの夫の苦痛に歪んだ顔を想像していたりして。
 
 きっと、わたしたち、いわゆる恋愛中、彼らに恋をしていたとき、
 《もしも彼に苦しみがあるなら、一緒に苦しんでその苦しみをせめて半分にsadsweat01》などと考えたこともあったでしょうに、現在となっては、チビの為なら命だって投げ出せる気がするのに、夫のために命をかけるなんて、無理catfaceってカンジ。
 
 産んでしまえば、たかが陣痛。となるそれは、女を勢いづかせるのかしらん?
 「あの痛みを味あわせてやる!」・・・・・・って口走っちゃうこともあるのです。
 ああ、恋していた頃が懐かしいものね。
 

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家系図。そこに愛はあるのか?

 先週でしたか、こんな記事を目にしましたし、家系図作りはそこそこ流行っているのかもしれません。

 命に関わる程ではないけど、手術入院を控えた父は、様々に物を思うみたい。
「家系図を作ろうかな・・・」って。手伝って欲しそうな顔でした。
 自分のルーツは?・・・って興味がないわけではありません。
 だけど。
 母方の祖父母は、様々な事情から、結婚、養子縁組、書類上の離婚・再婚・・・・・・などを経験したそうで、母は、
「わたしなんて5回も苗字がかわったのよ」って。「そういうのも家系図に書くの?」
 父の母方なんて、(わたしからみて)曽祖父母が離婚して両方とも再婚したおかげで、父にはわけわかんないくらい大勢の親戚がいて、おまけに父方なんて、曽祖父が美貌と財力で愛妾の山を築いたそうです。
「そういうのも一応、入れておく? 愛人●名、隠し子不明」って、わたし。「知らない親戚多そうね」
 父は、お気軽に、
「そうそう、Yくんの家系も合体させよう」っていうけど、Yは、
「僕んちも、ひいじーちゃんのところで、愛人●名、隠し子不明」って恥ずかしそうにいいました。
 母は何を思ったのか、たぶん、Yへの助け舟のつもりだったのね。
「Y叔母さん(父の叔母)なんて、娘を自分の実家に嫁がせたのよ!」って、暴露。ご実家が結構な財産家だったので、赤の他人が入ってきて持っていかれるのを怖れたということだそうで。
 過去の記憶がよみがえりました。
「Y叔母さんの実家って、S家? 島が●つあって、橋が●つほど架かってるおうちよね?」って訊ねると父は、
「大きい池の方はそう。小さい方には・・・・・・」っていいました。
「散歩した、っていうか探検した覚えがある!」って、叫んでしまいました。苔むした石灯篭と悪食な鯉の群れが恐かった、気がします。親子ガメ(←ほんとは親子じゃないよね!)もいました。蓮の葉っぱにホテイアオイ。水鳥の飛来・・・・・・。
「総資産額なんて書き込めば面白そう」って母。一体どこに書き込むというのでしょう?
 母の暴走は止まらず、父の書いたラフな家系図といいますか、複雑な相関図と化した紙を前に、
「Kさん(父の従兄弟)の奥さんなんてご実家の事業拡大の為に嫁いできたんだから。というのもね・・・・・・」って、他家のお里の事情など、父もろくに知らないことまで話していました。
「政略結婚?謀略婚? そういうのも一応メモっておく?」って、素早く書き込むわたし。
 父は苦ーい顔をしていました。

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赤面するうちが花

 大文豪なんだと思う。彼って。

 こんな軽い書き出しは、私ごとき人間が彼や彼の作品を云々すること自体が許されることではないと考えてのことです。
 後期三部作というのですって。その第二作目。『行人』。
 どう考えてもこの作品をどう紹介すればいいかわかりません。
「(こうじん)とルビるのよ。」(←「(こうじん)とよむのよ。」の意)としか。

 ・・・・・・って、普段、”わたし”だの”みみ”だの表記するところを”私”などとしてみました。

 きっかけは、すっかり滞りがちなここの更新を
《ちょっとなんとかしてみようかしらん。》って考えたことに始まります。
 そして。
《そうだ、結婚について考察してみよう。》って。思い付きです。単なる。 
 そうして。
 現代人は、駄目ですね。無駄足ってものを極端に嫌がり、単簡に性急に解答だけを求めたりします。
 
 ・・・・・・検索中・・・・・・結婚に関する格言など。

 Web上に漂うものが、どういう性質のものかという議論は置いておきましょうね。
 そんな中、目に止まったのが、・・・・・・by 彼の人。だったのです。
 
 凡そ100年昔の厳めしい美男。旧千円札の彼が、小説で登場人物に語らせたのか、随筆あるいは知人との書簡にて語ったのか、講義で語ったのか・・・・・・? 
 下戸・・・らしい彼が、酔っ払って言ったの?・・・・・・何? 下戸ですって? わたしとは付き合えないじゃん?
 
 ・・・・・・検索中・・・・・・その出典など。

《『行人』・・・ね。なんてルビるの?》

 そうして。
 現代人は、駄目ですね。無駄足ってものを極端に嫌がり、単簡に性急に解答だけを求めたりします。・・・・・・青空文庫行き。
 わりと簡単なのね。ワードだかエクセルだかに移して検索をかけるとすぐに、目的のソコが見つかりますよね? だけど、冒頭から惹きつけられました。停車場にステーションって読み仮名がふってあるのが、

《Some kind of wonderful !》(←なんだかイイじゃん?・・・って感じ)

 そういうわけで、兎に角これ以上の予備知識は入れずに読もうって思いました。『結婚は顔を赤くするほど嬉しいものでもなければ、恥ずかしいものでもないよ。』へ猛進するだけなんて勿体無いもの。

 おせっかいだけど、解説を挟んでおきますね。そこの部分を殊更に「格言」として扱われるのは、作者にとって嬉しくないかも・・・って感じてしまったから。
 物語の中心人物・・・といっても、最初の語り手である”自分”の兄・一郎・・・が、宅で給仕や子供の世話をしてくれているお貞さんに云う言葉の一部です。弟・二郎・・・つまり、”自分”が、結婚を間近に控えたお貞さんを面白半分にからかったところ、彼女は赤面します。耳まで赤く染めた彼女に一郎は、「結婚の話で顔を赤くするうちが女の花だ」と聞かせるのです。そして、例の一文。後へ続くのは、「それどころか、結婚をして一人の人間が二人になると、一人でいた時よりも人間の品格が堕落する場合が多い。恐ろしい目に会う事さえある。まあ用心が肝心だ」です。二郎が感じるように、お貞さんには意味が通じず、一郎は余計な話をしたと謝ります。
 この小説には無駄なエピソードが全くなく、また作者と読者の頭脳・知能レベルまたは情報処理能力の差異によって生じる誤解、つまり読者が感じ易い冗長さが見られないと思います。この場面は、二郎にとっては兄の結婚観を垣間見るに重要な下りであり、終盤の読者にとって全く合点の材料、種明かしの種の一つではないでしょうか。

 さて。肝心の『行人』。全体をどう読むか?

 やはり、私ごとき人間が彼や彼の作品を云々すること自体が許されることではない・・・です。

 ただ、読み終えて、新聞の連載だったとか、作者の病気療養のため長期にわたり休載されたことを知り、待たされた読者はさぞかし辛かったでしょうに・・・と考えると、こうやって思い立ったらすぐに読めることを本当に嬉しく思いました。


 
 
 
 恋愛小説としても傑出した作品です。
 ので。
 機会があれば、恋愛指南書としての読み方も紹介していきましょうね。・・・・・・怒られちゃうかもしれないけど。

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スッキリした?

「前もって済ませておくべきです」って、30代後半、妻子ありのS氏は言ってみたそうです。アドバイスされたのは四十路、結婚式を目前に控えたT氏。T氏はS氏の上司らしいのだけど、妻帯者・家庭人としてはS氏が先輩ってことになります。

「君たちはどう思う?」ってS氏。君たちっていうのは、S氏を囲む会参加者の女性3名(内2名が既婚)。「本当のほんとに初めての初夜ってありえないよね?」
 顔を見合わせる3名。酒席のこういう話に、真剣に答えるのは愚かな行為です。第一、”本当のほんとに初めての初夜”ってなんだというのでしょう? 三度結婚する人は三度初夜を迎えられるわけで、初夜は初夜。・・・・ということは、
《”本当のほんとに初めて”に深い意味があるのね・・・》
 氏のお話によると、T氏は、あのぅそのぅつまりぃ・・・もちろん(?)自分の手に女性の名前が付いていたりするそうですが・・・プロアマ問わず生身の女性とは関係を持ったことがないと告白しているそうです。
「期待が膨らみすぎてさ、いざっていうとき・・・」
 確かに、かのスタンダールも『恋愛論』で、失敗してしまう恐怖について述べています。
「そもそも婚約する前に互いの嗜好や傾向を確認しておくべきだよね? あっち、の」って。「結婚してしまってから、変な趣味が発覚したらどうするんだろう?」
 どうやらT氏はある傾向を持ち、VTRにて考察を重ね夢想しているようです。そして、
「その日(初夜)までとっておく」って宣言しているのだとか・・・。
 S氏は、T氏のちょいマニアックな趣味について語り始めました。
 顔を見合わせる3名。おそらく3人中3人が、《ついていけない》と感じたようです。(←実際のところはお相手次第、タイミング次第といったところでしょうか。)
「婚約者も”初めて”であることを祈るよ」
 純粋無垢で、ケガレ(?)を知らなければ、《これが普通・・・》と考えるのではないか?・・・ということのようです。他に経験がなければ、比較対照も困難。
 ・・・・・・そもそも”普通”ってなによ?ってカンジではありますが・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 聞き役に徹し、相手の話を引き出し、その考えを披露する場を提供する。そうすると、いつの間にか好感を持ってもらえるのかもしれません。
「君たちってイイコだね。美女に囲まれて嬉しいよ」
 彼の言うところの美女たちは、お酒や料理を勧め、誉めたり驚いたり笑ったり・・・。酔った目には、まさしく三美神に見えたかも。(←言ってみただけ)
 これはもう、S氏の独演会。思いを吐き出してスッキリしたのでしょう。
「明日も仕事なので」って早退けて行きました。

 男とはスッキリすると背を向ける生き物である。・・・おそらく。・・・・・・by みみ

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虚偽的結婚生活

 ”ねえ、キミ。”って、運転席の彼がいいました。”キミは、内縁でもなく腐れ縁でもなく、法律が認めた僕の妻なのですよ。”
 規定によりますと、彼とわたしとの間には、既にその効力が生じているそうです。
 
 民法第739条1項
 婚姻は、戸籍法の定めるところによりこれを届け出ることによって、その効力を生ずる。
 
 昨年某月、理由あって届け出てみたのです。
 面倒な(←こらこら)式やら宴&パーティーの類い・・・いわゆる正式なお披露目はこれから。
 
 ”合コン帰りの妻を迎えに行く夫って珍しいと思いませんか?”
 彼の口調はとっても穏やか。けれど。
 《なんと答えるのが得策かしらん?》
 夫婦間の駆け引きは、ある意味、恋人間のものより重要ではないでしょうか?
 「にゃあ。にゃ、にゃ、にゃ。」
 彼は、ゆっくりと首を縦に。
 ”解りました。”
 《にゃ、にゃにが解ったのかしら》
 妻の立場と合コンプロデューサー(←だから自称ですってば)としての任務?の狭間で揺れる女心を???
 
 新居の完成はもうちょい先な上、互いの仕事の都合もあって別居生活。表面上は今までどおりフツーの単なる恋人同士、せいぜい婚約中のペアのわたしたち。
 
 式前日まで合コンし放題!!(←ついでにパーティーも)
 
 車を止める彼。
 ”明日から出張なのでここでバイバイ。”って。
 ここ一年、彼はとっても忙しい。だから、
 
 合コンし放題!!(←ついでにパーティーも)
 
 結局のところセッティング逃げ連発デシタけれど、興味深いモノを厳選して参加してみました。
 すると。
 殿方々の巧言令色、美辞麗句、金言、珍言、名言、迷言が採集できたような気がします。中には、男性にとっては参考になる事例、あるいは女性にとっては警戒すべき・・・と老婆心を働かせたくなるような事例が。
 
 
 「何故、合コンをするのか?」
 それは。
 ネタのためです。 
 たぶん。
 
 
 部屋の灯りをつけると携帯が。
 ”ドアチェーンかけた?戸締り完了?”
 そっと窓から覗くと、夫の車は去っていったのでした。
 こんな生活もあと少し???
 
 今週は荷物の整理でもしよう。と、思いました・・・マル


 We'll continue this story......some day.

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