カテゴリー「『お茶漬け食べたい』」の記事

なんだか無性にお茶漬けが食べたい・・・そんな時

幸せ。の青い鳥

 2007年最後の振替休日。まあ、クリスマス・イヴともいうけれど、その朝、力尽きました。ウィルスだかバイ菌にやられたみたい・・・デシタ。

 スパークリングワインとローストチキン、ケーキ。
 宗教的意味合いとは一切関係なく、それらを楽しむ予定でした。
 だけど、絶食。
 結果として、48時間水分(氷と緑茶)のみで過ごしました。

 ダイエットやデトックスといった意味合いからプチな断食を提唱する人がいますが、この度は、医療手段・・・とでも言っておきましょう。バイ菌が撒き散らした毒素を体外に排出するための断食、または絶食。そういうわけで・・・・・・。
 最初は、食欲なんて一切ありませんでした。吐き気と戦い、トイレにかけこむって状態です。眠っては吐き気で目覚め・・・(中略)・・・というのを6時間ぐらい。それからさらに6時間眠りつづけました。もう、夕方、夜です。
《クリスマス・イヴって、昼間がないのね・・・》ってお馬鹿なコトを考えられるようになりました。《脱水症状に気をつけなきゃ・・・》と氷を口に含んでみました。吐き気はすっかりおさまって、お茶も飲めました。だけど、食欲はないみたいです。つまんないし、お風呂に入って寝ることにしました。お風呂は大好きなので、熱があろうと、酔っ払っていようと、起き上がれない時以外は入ります。
「おやすみなさい・・・」って眠れるものです。腰が痛かったけど。

 ところが。
 ぱちっと目が覚めてしまいました。
《サンタさん、プレゼント配ってるよね・・・》って、メルヘン。コドモの頃、パパが「早く寝ないとサンタさんが来ないよ」って言っていました。オトナってヘーキで嘘をつくイキモノです。
《何時かしら?》 
 時計は2時過ぎ。
 しばらく眠れませんでした。お腹は空いているような、いないような。そこで、食べ物のことを考えてみることにしました。
《今年(2007年)のベスト・ディッシュはどれかにゃー》
 概して、思考ってテキトーです。脱線してしまうものです。思考回路っていいますが、道は一本ではなく、もしもの別回路、迂回路もあります。導き出されるモノはお馬鹿に単純でも、過程は複雑なものです。シナプスな伝達物質が思わぬ方向へいってしまうこともあるかもしれません。気がつくと、
《今年会った殿方(←Yは除く)の中で一番の男前は誰かしらん?》って。

 次に気がつくと朝でした。
 Yは仕事に出掛けて行ったようです。
《あれ? 彼は昨日どうしていたのかしら?》
 何度か口をきいた気もしますが、イマイチ分かりません。氷やお茶を用意してくれた気もします。・・・・・・? 気を取り直し、着替えて、お化粧をしてみました。食欲はありません。食べたい気もしますが、
《まあいいかしら・・・》ってカンジです。やたらと喉が乾くので、ペットボトルのお茶を傍らにテレビを見たりディスクを観たり。ワイドショーだったでしょうか、コメンテーターが、
「朝、ホテルで、若い男女のカップルが次々とエレベーターで降りてきて並んでってチェックアウトしてるのよ」ってカンジのことを言っていました。「不潔ぅ!!」って。
 ところで。
 イヴにホテルでお泊りってご経験、おありですか? わたし? ないです。
《何をして過ごすのかしら・・・》
 これは永遠の謎になりそうです。

 ・・・・・・・・・・
 また眠ってしまったようです。
 気がつくと、仕事の時間が迫っていました。少し遅刻です。電話を入れたときムッとしていたボスが、
「大丈夫!?」って。顔色が雪女のようだと言っているようでした。化粧で誤魔化し、血色を取り戻したつもりでしたが、「帰ってイイよ」って。
 行きも帰りもタクシーを使ってしまったので、今日の仕事は≒報酬なし、です。

 街のイルミネーションが車外を流れていきます。
《お腹すいてきたかも・・・》
 ようやく空腹の感覚が蘇ってきたようです。すると忽然と昨夜の命題が浮かびました。ベスト・ディッシュの問題です。
ロワゾ・ブルーなんてどうよ?》
 魚料理。夏の定番、鱸のポアレがソース、ピューレとスパイス、塩で新鮮に変身ってカンジで、とても良かったのです。「一皿でこんなに愉しんだのは初めて♪」とはいえない(←こらこら)けど二回目ぐらい。鱸としては、ダントツの№1。そして、肉料理。イベリコ豚のローストの盛り付けの遊び心が(その日、わたしは薬を飲んでも効かないくらいの頭痛に苦しんでいたのですが)不機嫌に不調なココロを和ませてくれました。
「ねえ、キミ。コレは宇宙ステーションみたいだね」(←ぷ)
 お酒を控えたのだけど、今度は是非ってカンジです。お酒が飲めない、飲まないのはもったいない料理。デザートは数種類から選べて楽しく、きれいで美味しかったデス。ワゴンサービスもいいけど、コレ!って決めて一皿を愉しむのも素敵です。
《ロワゾ・ブルーのポアレの一皿を2007年ベスト・ディッシュにしておこう♪》
 
 スッキリした頭でタクシーを降りますと、家には灯りが点っていました。
「おーい。今帰ったぞ!」って玄関で。すると、Yは、
「お風呂? それともお食事?」とは言ってはくれませんでしたが、「どこ行ってたの? まさか仕事?」って。そして、「ケータイ、電源」って言いました。・・・切ったら最後、入れ忘れちゃうのだ・・・・。
 
 Yはお粥を作ってくれました。
 ランプが映りこむそれは、絶食明けの命の食事。
 胃が縮んだのでしょうね、お茶碗に半分しか食べられませんでしたが、わたしはソコに青い鳥(ロワゾ・ブルー)を見たのでした。

 
[オススメ:メーテルリンク『青い鳥(L'Oiseau bleu)』堀口大学訳 Versionまたは絵・いわさきちひろ Version]


 2008年。よい年になりますように・・・

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