ヒロインを狙え!
菊治と冬香。初めてふたりきりで逢ったホテルのスカイラウンジにて。
菊ちゃんは、《京都行きにはお金がかかるにゃー。ざっと・・・》などと考えるお金にキビしい男でした。老後を危惧していたのです。(←確か2005年4月時点で預貯金700万円)
「レモンスカッシュ」などオーダーするとちょっぴり嫌われるかもしれません。
「オニャカすいてるの。なにかつまみましょうよ。」・・・なんていおうものなら、「帰れ!」っていわれてお付き合いは始まらず、殺されることもなかったかもしれません。
「同じものをいただきます」
「何か食べますか?」
「いえ、(あなたにお会いできて)胸が一杯で・・・」
《萌えー!!》
・・・こんな感じでしょうか。わたしにはマスターできそうにありません。早くもヒロイン候補脱落気味。
ホテル上層階というのは夜、その威力を発揮します。昼間だとこうです。
ところで、冬香は駅とホテルの連絡路で迷ったそうですが・・・。高槻からやってきた彼女はどの改札を使ったのでしょうか。
ホテル施設の案内といいますかお店の案内を見ていますと、ホテルのかたが声を掛けてくださいました。
'' どちらかご利用ですか? ''
《菊治と冬香のラウンジを見学したいにゃ》ってココロに浮かべながら、上層階でお茶を飲みたい旨伝えますと、席があるかどうか、ラウンジと連絡をとってくださったようです。で、エレベータに同乗してソコまで案内してくださいました。
あちこちにホテルへ誘導する案内が出ているのですからとりあえずどこからでも入って、ホテルマンをつかまえ、
「スカイラウンジへ急いでるの」っていえば最短距離で案内してもらえるのに。
こんな発想では完璧に脱落です。『愛ルケ』ヒロイン失格!
・・・なんでもいいけど、
「あなたに会いたくって走ってきました。電車の中もエレベーターの中も」・・・といった風情で頬を紅潮させる冬香。
万事(菊治にとって都合よく)おっとりとしている彼女。天然なのか、すべてを計算しつくした悪女なのか・・・巨大な謎でした。
ファッションセンスも独特で??? 有名人&著名人専門の美人局なの? そのうち夫が出てきて菊治を恐喝するに違いない・・・そう思いながらワクワクと展開を待っていたものです。
暮れゆく秋の京の街。
・・・ではなく、冬の街。南面から東寺方向。ケータイによるひどいショットですが。
ふたりはお茶もお話もそこそこに・・・「よかったら、ぼくの部屋に行ってみませんか」・・・でしたっけ?(←すみません。スクラップしておりませんので詳細を忘れてしまいました)
《あん? そのココロは?》
・・・最悪の、見え見えのお誘い。・・・自然な感じのつもりでいったのではなく、乗ってきたらラッキー・・・ぐらいでしょうか。乗るほうがどうかしている・・・ともいえます。
菊治のお気に入りは北面のダブル・ルーム・・・でしたか。
高きから低きへ流れる水のごとく、冬香はごく自然(←どこが?)に下の客室へ。ほんとに単純に行ってみるつもり???
何もかも不自然。やはり冬香は美人局に見えました。冬香・祥子・冬香の夫のグループ犯で、菊治を嵌めようとしているのでは?・・・そう思いながらワクワクと展開を待っていたものです。
「よかったら、ぼくの部屋に行ってみませんか」
冬香のキャラクターは実に菊治にとって都合良く描かれます。
①冬香は雪国の女なので忍耐強く、控えめでありながら芯が強い。
②地方の躾の厳しい、古風な家で育ったので、親や夫、周囲の助言に従う。(←舅にお尻を触られても、黙って耐えている)
③・・・私、菊治に対しても従順である。(←「キャミソールは嫌いだといっただろう!」「はい。すみません」「オシオキしてやる!」)
④学歴は短大卒で四年制卒の女のように才知をひけらかしたりしないので好ましい。
・・・などなど。
ツッコミどころ満載のキャラクターです。個別にツッコミを入れるのは控えますが、古風で厳しい躾の中に、
「密室で殿方とふたりっきりにはなってはいけません。」・・・というのがなかったとは思えません。
「よかったら、ぼくの部屋に行ってみませんか」
単に好奇心から、
《わーい♪ ホテル○×の客室が見たいよー》・・・だとしても、すべきことはひとつ。
「ドアは開けておいてくださる? すぐにおいとましますので。」
出来れば敵に背中を向けないこと、相手の手の届く範囲に近寄らないことです。
'' 接吻 '' されるなんてもってのほか!!!
冬香は菊ちゃんのドコに惹かれたの? 菊ちゃんは特殊なフェロモンを放出しているの???
・・・・・・・・・・。
一年もたたないうちに・・・何もかも謎のまま、冬香は故人に。
・・・ご家族には民事調停あるいは民事訴訟をオススメします。
だって・・・刑事裁判・・・裁判になってないのですもの。
快楽の絶頂で相手を死に導くこと。それは性愛のエリートに許された超人業である。・・・by 村尾章一郎 (←代弁)
コロシのライセンスをお持ちなのね?
・・・妄想の世界だけで楽しみましょう。
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