ジム・キャリーのエースにおまかせ!

 荒唐無稽な『クリフハンガー』(1993)の後に観るべきはこの作品。『エース・ベンチュラ』の2作目ですが、単作で楽しめます。
 動物レスキュー=エース・ベンチュラが、超人的天才クライマー=ゲイブ・ウォーカーを凌駕する舞台(ロッキー山脈→チベット→アフリカ)で、天才的にお馬鹿で破天荒な活躍を繰り広げます。
 負ったトラウマも同じ。『クリフハンガー』あってのパロディは、それを越えているのだ!
 
   
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 原題:『 Ace Ventura: When Nature Calls 』
 監督:スティーヴ・オーデカーク
 出演:ジム・キャリー;アライグマほか
 1995年アメリカ映画
 
【★★☆☆☆:素直に笑える】
 
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クリフハンガー

 荒唐無稽。
 ゲイブ・ウォーカーは雪山でTシャツ一枚でもヘーキな超人的天才クライマー・・・・・・イカレてるだけじゃん・・・・・・など、突込みどころ満載。
 ・・・・・・だけど、それがウリの「冒険活劇」。楽しみましょう。
  
 物語の舞台はロッキー山脈ですが、国立公園内ということで撮影許可が下りず、ロケはイタリア、東アルプスのドロミーティ(ドロミテ)などで行われたそうな。
   
   
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 原題:『 Cliffhanger 』
 監督:レニー・ハーリン
 出演:シルヴェスター・スタローン;ジョン・リスゴー;マイケル・ルーカー;ジャニン・ターナー;レックス・リン;キャロライン・グッドール;ポール・ウィンフィールドほか
 1993年アメリカ映画
 
【★☆☆☆☆:主人公のトラウマとなる事件・・・・・・冒頭のそれこそが最高のシークエンス】
 
 ※この作品の後には、『ジム・キャリーのエースにおまかせ! 』(1995)をオススメします。
 
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ライアー ライアー

 外国のコメディにはついていけない・・・・・・と感じる人は多いのではないでしょうか。「笑い」は「文化」だと言われたりします。日本に限っても、関東の笑いと関西の笑いはタイプが異なるとか、笑いのツボは地方によって違うとか・・・・・・。かと思うと、万国共通だって言われたり・・・・・・。
 この作品、ストーリーは単純で、ありえないファンタジーなのですが、誰もが楽しめるコメディではないかと思います。ジム・キャリーの顔面演技、どういう仕組みといいますか仕掛けなんでしょう??? 彼あっての作品ですが、アイロニーも少々盛り込んで真面目に作られた(と思われる)法廷コメディはなかなかのものです。
 劇場で一度観たきりですが、印象に残っています。
 
   
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 原題:『 Liar Liar 』
 監督:トム・シャドヤック
 出演:ジム・キャリー;モーラ・ティアニー;ジャスティン・クーパーほか
 1997年アメリカ映画
 
【★★☆☆☆:疲れなくってイイ感じ♪】
 
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ゲーム

 矛盾だらけの駄作。けれど、緊張感溢れるスリラー。
 次々に起こる奇奇怪怪な出来事は、突っ込みどころ満載にもかかわらず、突っ込む隙が与えられません。それどころか、ミュージック・ビデオ出身のデヴィッド・フィンチャーによる鬼気迫る映像に引きずり込まれ、いつのまにか、普通の人では味わえない「上流な世界」の「高額なゲーム」を堪能することになるのではないでしょうか。
 なんじゃこりゃ?・・・・・・なのですが、フィンチャーの腕力に感動させられます。
 
   
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 原題:『 The Game 』
 監督:デヴィッド・フィンチャー
 出演:マイケル・ダグラスショーン・ペンデボラ・カーラ・アンガーアーミン・ミューラー=スタールほか
 1997年アメリカ映画
 
【★★★☆☆:”スタイリッシュ” スリラーの快作】
 
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 様々な仕掛けを試し続けたアルフレッド・ヒッチコック監督。映画に不可欠といわれる「あるもの」を排した作品。・・・・・・と気づいた瞬間、リアルに怖い。
 「理由・原因が判然としない恐怖」を是非オススメ。
 
   
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 原題:『 The Birds 』
 原作:ダフネ・デュ・モーリア:『鳥』:実際の事件を基にした短編
 監督:アルフレッド・ヒッチコック
 出演:ロッド・テイラーティッピ・ヘドレンほか
 1963年アメリカ映画
  
【★★★★☆:余所者メラニーを見る町の人々の目】
  
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シャッター アイランド

 レオナルド・ディカプリオに死角・・・例えばアカデミー賞やそのノミネーションの射程距離内にありながら射撃できないってこと・・・があるのは、演技派なのに華がありすぎるせいではないでしょうか。巷でいうところのオーラが既に仏像などの後光(光背)レベル。LIVE で見ると拝んじゃうんじゃないかしら・・・・・・と思います。
 一般的に、人々は華が無いから技術を習得し磨くのです。・・・・・・おそらく。
 普通は、華のある人というのは努力しなくとも報われてしまう(短期にサクセスしてしまう)ことが多いので、ストイックさを保ち技量を得ていくのが難しいのではないでしょうか。
 しかも、この「華」は、さらに厄介で、時々、コレが人々の目を眩ませてしまいます。
 
 この映画には、「何故このシーンでこの程度の演技?」と突っ込みたくなるシークエンスが存在します。おそらくスコセッシ監督は、若き盟友ディカプリオの華に、「まだまだ」「もう一丁」が言えないほどにクラクラしてしまったのでしょう。華があり、しかもストイックさも兼ね備えている演技派っていうのも、時には不幸といいますか不運なのかもしれません。本人は華を押し殺してでも演技派であることを一番の売りにしたいぐらいなのに、良くも悪くも映像として仕上がっちゃうと、華あっての素晴らしさなのか演技あっての素晴らしさのかも曖昧になってしまうというジレンマに陥ってしまっているのではないでしょうか。何にせよ、もがくディカプリオに、もう一声、発破をかけて更なる力を引き出してあげてほしいし、彼だって行き着くところを目指しているはずです。非常に惜しいところです。
 
 さて。 
 宣伝する側は「謎解き」を煽りますが、どれほどの謎よ?・・・・・・と感じた人(映画ファン特にミステリ・ファン)は多かったのではないでしょうか。まあ、より多くの観客を呼び込むためには仕方ないことなのでしょうが・・・・・・。
 ・・・・・・というように(←どういう風に?)、ミステリとしては定番・・・ちゃんと呼び方があるのですが、ネタバレなので省きます・・・ではありますが、物語の舞台が1954年・・・第二次世界大戦後およそ10年後であること、また精神疾患の治療法としての「前頭葉切除」手術の当時の地位(SFチックな近未来「前頭葉切除」手術よりリアルで怖いかも。原作は2003年出版)、ハイテク化されていないレトロな雰囲気とそこにこそ成立するミステリなど・・・であることが興味深い作品です。
 
 でも、まあ、余計なことはさておき、ここは、スコセッシらしい映像のセンスと相応に男っぽく力強い演出、ディカプリオの熱演を堪能してはいかが?
 
 原題:『 Shutter Island 』
 原作:デニス・ルヘイン:『 Shutter Island 』
 原作(邦訳):『シャッター・アイランド』
 監督:マーティン・スコセッシ
 出演:レオナルド・ディカプリオ;マーク・ラファロ;ベン・キングスレーミシェル・ウィリアムズほか
 2010年アメリカ映画
 
【『 STRANGE LOVE 』はディカプリオを応援しています:★★☆☆☆】
 
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北北西に進路を取れ

 観てから話そう・・・・・・って作品。
 「マクガフィン」は、必修項目デス。何の?と突っ込まれると困るけど、突っ込んじゃいけないものなの。要するに「ソウイウコト」なの。・・・・・・個人的には、行列を見ると何だか解らなくてもとりあえず並んじゃう人の、「その行列の先にある何か」って気がします。ちょっとしたスイーツでもタブレット型コンピュータの予約でもなんでも、「動機になるもの」。
 
   
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 原題:『 North by Northwest 』:気象用語にいう北北西って「Northwest By North」なのだ!(←念のため)
 監督:アルフレッド・ヒッチコック
 出演:ケイリー・グラントエヴァ・マリー・セイント;ジェームズ・メイソン;マーティン・ランドーほか
 1959年アメリカ映画
 
【必須:★★★★★】
 
 
 マクガフィン・・・ストーリーの構成上(つまり作劇上)、登場人物の動機付けのため、あるいは話を進めるために用いられる、要素(仕掛け)のこと。・・・以下詳細はこちら
 
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